クレジットカードを所持しているのに、無職になったら、このような疑問を抱くのではないでしょうか。
もし、無職になったことを故意に報告しなかったり、適当に手続きをしてしまうと、クレジットカードを持ち続けることが出来なくなってしまう可能性があります。
今回は、クレジットカードを所持しているのに無職になってしまった時の手続きの方法について詳しく解説していきます。
クレジットカードは無職になっても持ち続けることができる
無職になったとしても、突然クレジットカードが使えなくなることはありません。
JCBの会員規約には以下のように記載されています。
第9条 (届出事項の変更) 1.会員が両社に届け出た氏名、住所、電話番号、勤務先、職業、カードの利用目的、お支払い口座(第33条に定 めるものをいう。)、暗証番号、家族会員等(以下「届出事項」という。)について変更があった場合には、両社所定の方法により遅滞なく両社 に届け出なければなりません。
引用:JCB会員規約
https://www.jcb.co.jp/kiyaku/pdf/kojin.pdf
このように、職業に変更があった場合には、必ず届けなければならないとあります。
たとえ無職になったと申告しても、しっかりと支払い期日を守り、正しくクレジットカードを使用していれば、急に利用停止になることはありません。
無職になった時でも必ずクレジット会社に申告しよう
クレジット会社に無職になったことを黙っていると、個人信用情報機関を通してクレジット会社に情報が伝わり、悪い印象を与えてしまう可能性があります。
必ず、クレジット会社には、真実を申告するようにしてください。
次に申告する際の手続きの方法について解説していきます。
無職になってしまったときのクレジットカード会社への手続きの方法
個人情報の更新の手続きは、インターネットのサイト上または、電話で簡単に手続きすることができます。
無職になった時の手続きの方法やタイミングは状況により異なる部分があります。
手続きは、
今回は「次の就職先が決まっている場合」、「次の就職先が決まっていない場合」の2パターンについて解説していきます。
就職先が決まっている場合
就職先が決まっている場合は、すぐに届け出る必要はありません。次の就職先での勤務が始まったら、申告するようにしましょう。
ただし、次の就職先での勤務まで、期間が空くときは、退職してすぐに届け出た方が良いでしょう。
就職先が決まっていない場合
次の就職先が決まっていない場合は、すぐにクレジット会社に申告するようにしましょう。たとえ、無職になったとしても、すぐに利用できなくなるという事はありません。
また結婚をして専業主婦になった場合は、職業欄の変更以外にも、名字の変更や住所の変更なども行わなければなりません。結婚したばかりだと、クレジット会社の情報更新を失念しがちなので、早めに手続きを行うようにしてください。
クレジットカードを所持しているのに無職になってしまったときの注意点
クレジットカードを所持しているのに無職になってしまったときにはいくつかの注意点があります。
この注意点を守らないと、最悪の場合クレジットカードが更新できなかったり、利用停止されてしまうこともあります。
無職になったら、新たにカードローンを利用することは難しい
無職になってしまうと、今まであった収入が途絶えてしまいます。
カードローンを利用するには、安定してた収入があることが必須条件となっているため、無職の場合は申込することが難しいでしょう。
ただし、専業主婦の場合など、世帯に収入があれば、借りられる可能性があります。
年収が減ると借入限度額が減る可能性がある
無職になったという情報が伝わると、借入限度額の見直しが行われる可能性があります。この見直しは、更新時だけでなく、定期的に行われています。
返済状況によっては、借入限度額が減る可能性がありますので、注意が必要です。
支払いに問題があると更新できないことも
無職になり、収入が不安定になると、支払いが遅れてしまう可能性が出てくるでしょう。利用履歴が良くなかったり、支払いに問題が出てくると、クレジット会社からの信用を失ってしまいます。
最悪の場合、更新できなかったり、利用停止となってしまうこともあるでしょう。
無職になったとしても、支払い遅延などしないように、貯金を切り崩してでも期日までに支払うことが大切です。
【まとめ】
今回は、クレジットカードを所持しているのに無職になってしまったときの対処法について解説してまいりました。クレジットカードは、便利な反面、安定した収入がないと、持ち続けることが難しい面もあります。
ただし、収入がない期間であっても、支払い期日を守ったり、利用履歴に悪い情報がなければ、無職になったとしても持ち続けることはできます。
無職になってしまうと、不安になりますが、クレジット会社にはなるべく早く申告をし、正しくカードを使うよう気を付けましょう。